バス運転手のやりがいと魅力について

交通手段のひとつとして欠かせないバス。バスを運行するにはバス運転手が必要になりますが、近年は人手不足が慢性化していると言います。実際、バス運転手には過酷なイメージもつきまとっています。そんなバス運転手について、どんなやりがいを感じられるのか、また仕事の魅力について解説しています。

人手不足が慢性的になっているバス運転手。そのため「過酷なのでは？」「給料が少ないのでは？」という心配が懸念されていますが、実はとてもやりがいの多い職種です。ここではそんなバス運転手のやりがいについて解説します。

■人間関係に気をつかわなくて良い

基本的にバス運転手はひとりで仕事をします。観光バスの場合はバスガイドが一緒になることもありますが、それでもほとんどの場合ひとりです。そのため、人間関係に気をつかわなくて良いというのはストレスになりにくく働きやすいと言えるでしょう。もちろんその分すべて自己責任になりますが、それが逆にやりがいへと繋がります。

■お客さんと触れ合える

バス運転手の一番のやりがいと言えば“お客さんと触れ合える”ことではないでしょうか。路線バスであれば常にいろんなお客さんを乗せますから、毎日多くのお客さんと接する機会があります。降りるときにお客さんから「ありがとう」「ご苦労様」と言ってもらえるとやる気に繋がるでしょう。触れ合いが多いからこそよりやりがいを感じられる仕事と言えます。

■運転技術を磨ける

バス運転手は大型免許が必要になるため、普通自動車とは違い高い技術が求められます。またお客さんを乗せて運転するので安全確認の重要性も高まるでしょう。いかに安心安全にお客さんを運送できるか。バス運転手には欠かせません。そのため運転技術を磨くことができるようになります。何かにチャレンジするのが好きな方は、よりやりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。

大変なイメージが強いバス運転手ですが、もちろん魅力もたくさんあります。ここではバス運転手の魅力について解説します。

■シフト制で平日でも休める

普通の会社員とは違い、バス運転手はシフト制です。3勤1休や4勤2休のところも少なくありませんから、皆が仕事に行っている平日や昼間でも休むことができます。その代わり早番や夜勤もあるため勤務時間が一定ではありません。また土日祝も仕事になることが多いため、安定した仕事が好きな方には大変かもしれません。

■定年退職後も働ける

バス会社のほとんどは35歳未満を年齢制限にしていますが、人手不足が深刻化しているバス運転手は、定年退職後出も働けるところが増えています。「高齢でもまだまだ活躍したい」という方にはぴったりの職種と言えるでしょう。きちんと働いたぶん、成果に反映されるのもバス運転手の魅力と言えます。

■交通インフラを支える

バスは人々の交通手段のひとつです。観光バスなら観光の移動手段に欠かせませんし、まさに日本の交通インフラを支えると言っても過言ではないでしょう。やりがいもあれば魅力もあるのがバス運転手です。

バス運転手に転職した場合、仕事にやりがいを感じられるのか体験談からいくつか紹介します。

＊路線バスと高速バスを兼務
高速バス登用試験に合格し、路線バスだけでなく高速バスの運転手としても活躍。同じバス運転手でも違いがあり、両方のおもしろさを体験することができます。また安全にお客さんを運送するためにブレーキやハンドル操作をゆっくり優しく工夫することが大切であることも学べました。

＊女性のバス運転手
お客さんからお礼を言ってもらったり、車内アナウンスが「わかりやすかった」と言ってもらえたりバス運転手として働いて嬉しいことが増えた方も少なくありません。また女性のバス運転手は珍しく、子供が保育園で「ママはバスを運転する仕事をしている」と自慢していたり、子供にとっても魅力的な仕事のようです。

バス運転手の人手不足でバス運転手＝大変な仕事というイメージがありますが、お客さんに感謝されたり、運転技術が身についたり実際はとてもやりがいを感じられる職種です。また定年退職後も働けることから、年配者でも活躍することができるでしょう。